数多くあるお墓のタイプで最も人気のあるのが公営のお墓であり、その分競争率が高くなっています。
公営お墓を待ち望むのも一つの考え方ですが、近所で管理の良い民営のお墓を選ぶのも良いかもしれません。 永代使用承諾書を受け取ったら、名義変更など様々な手続きで必要になりますので、無くすことのないようにしてください。
お墓の使用権は祭祀の相続人に代々継承されていきますが、原則として第三者に譲渡したり贈与することは出来ません。もしお墓の権利を購入し、永代使用料のし習いが完了することで永代使用承諾書と呼ばれる証明書がもらえます。
公営の場合には「使用許可証」、また寺院の場合には「壇信徒加入契約」)が交付されることとなります。「お墓を買う」とよく言われていますが、これは土地を買うのではなく、「使用権」を取得することを意味します。
このことから、支払うお金のことを一般的には「永代使用料」と呼んでいます。



使用権を買ってお墓を買うブログ:2017-08-08

私の母は今年で満75歳になるが、
たいした持病もなく元気そのものである。

健脚なため、70歳を過ぎてから本格的に登山を始め、
毎年、秋には山に登るのを楽しみにしている。
ご近所でも評判のスーパーおばあちゃんである。

そんな母の実家は、
紀伊半島の尾鷲という港町から
さらに奥に入った小さな漁村である。

娘の頃、
母は私たちを連れてよく実家に帰省したのだが、
実際、母の田舎は海や山以外は何もないところだった。

その日、水揚げされたばかりの新鮮な魚介類や
畑で取れた野菜がそのまま食卓に上る。
自給自足に近いような生活である。

午後は海で泳ぎ、西瓜やかき氷を食べ午後寝をした。
23時の海岸では都会の海では見ることができない夜光虫が見られた。

田舎での生活は単調で何もない生活だったが、
団地っ子の私にはそんな生活も新鮮に映った。

母の言葉を借りれば、
「幼い頃、食べ物でひもじい思いをした経験は一度もない」と言う。

母と同世代の人たちの話を聞くと、
戦争中から戦後に掛けて、食べ物で苦労した話は枚挙に暇がない。

しかし、
母は
「娘の頃は連日、ブリの刺身ばかりで飽き飽きした」とか
「都会から着物や洋服を持って魚と交換しに来た人がよくいた」
という話を私によくしてくれた。

一方、私の父は15年前、脳出血が原因で他界した。
父の故郷は横浜で、母とは対照的な人生を送った。
幼い頃、食べ物で散々苦労したらしい。

今思うと、
幼少期から青年期に掛けての食べ物の差や栄養の差が、
父と母の寿命の長さを分けたのではないかと
私は密かに思っている。